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●「料理歳時記」辰巳浜子著*1
栗かぼちゃの充実した種は、さなごを取って、よく洗い、天日に干して、煎って召し上がってみてください。また、香ばしく煎ったものを摺って、和えものの衣に用いますと、とても油気があって胡麻や胡桃に求められないいい味になります。かぼちゃ畑を見ては、この大きい葉や茎を食べられたらなあと欲ばったことを考えますが、ざござごと痛いトゲゆえに、まだ手をつけかねている次第です。
・・・p107〜p108 「南瓜」より
うーん、辰巳浜子さんってば、いいねえ。ときどき思い出しては手にとってこの本を読むけれど、その都度おなかの中からじんわりとホカホカあたたまるような気分になるし、ホッとする。
気になる、、、
●「手塩にかけた私の料理」辰巳浜子著
●「娘に伝える私の味」辰巳浜子著
●「みその本」辰巳浜子著
*1: