ジョアン・ジルベルト

朝走りながら、、、
ジョアン・ジルベルト「BEST OF JOAO GILBERTO」*1
ほのかに秋の草の匂いのする道を走っていると、ときどき突然夢のような甘い匂いにぶつかることが多くなった。金木犀の匂い。風もなく空気があまり動いていないせいなのか、金木犀の匂いのするところと、そうでないところの境目が割とはっきりしているから、甘い匂いに「ぶつかる」感覚になる。ぶつかった後、甘い匂いの満ちる空間で夢のような匂いに包まれていたかと思うと、また秋の草の匂いのする空間に出てゆく。そしてまた金木犀の匂いにぶつかる。その繰り返しが楽しい。

*1:

ポートレイト・イン・ボサ・ノヴァ~ベスト・オブ・ジョアン・ジルベルト

ポートレイト・イン・ボサ・ノヴァ~ベスト・オブ・ジョアン・ジルベルト