ジョアン・ジルベルト 

隅々までお手入れしつつ、、、
ジョアン・ジルベルト「三月の水」*1

いつも革小物のお手入れは、クリーナーで汚れを落としてからクリームを塗って仕上げるだけ。なのだけれど、一度はじめてしまうと楽しくなってしまうもので、あの革もこの革もその革も・・・と、欲張ってしまうためやたら時間がかかってしまう毎度のパターンに陥る。それでも今日は6アイテムこなしたところで疲れたし、いい加減眠いのでやめた。たとえばアイスグレーの革バッグは6年、黒革のお財布は7年、それはそれは美しいローズブラウン(だったような・・・遠い記憶。)の革の手帳にいたっては手許において10年になる。あらためて考えてみると長い付き合いなのだなあ。。。私の日々の思いや記憶がこういう身近にあるちっぽけなモノにさえ実は宿っていて、いつかそれらがベラベラと語りはじめたりしたら嫌だな、なんて思ってしまうのは梨木香歩さんの本を読み返したせい。たぶん。

*1:

三月の水

三月の水