●「フランスの地方菓子」ジャン・リュック・ムーラン著/日置武晴:撮影*1

久しぶりにお菓子を焼く時間ができそうなので(ほんとか?)、ぱらぱら眺める。写真の美しさに、ニタニタ
気になったレシピをただただ記録・・・

■フランス全土
・コンヴェルサシヨン→折り込みパイ生地で作るタルト。デピネ夫人の当時のベストセラー小説「エミリーの会話」から名前をとったのだとか。
■北西部、北部
・ミルリトン・ド・ルアン→「ルーアン風ミルリトン」。ノルマンディー(ルーアンはその古都)一帯で昔から作られている家庭的なタルトレット。
・マカロン・ダミアン→「アミアン風マカロン」。マカロンの歴史は古く、中世から修道院で作っていたとも、ルネサンス時代にイタリアから伝わったともいわれる。アミアンのマカロンは13世紀後半に生まれたとされる。まわりはかりかり中はやわらかくねっとり、まるくて分厚いシンプルな形が特徴。パリ風のように2枚を重ね合わせたりしない。
■東北部
・グラニテ・オ・シャンパーニュ・ロゼ→「シャンパン・ロゼのグラニテ」。グラニテは、パリ在住のイタリア人トルトーニが創案したシャーベットの一種。
・タルトレット・ロレーヌ・オ・ミラベル→ロレーヌ産ミラベル(すもも)を使ったやわらかい口当りのタルトレット。
■中部、東部
・プティ・ブール・ナンテ→ナントの小さなバター(ビスケット)」。LU社製のシンプルなハードビスケット。
・キャラメル・ムー→「やわらかいキャラメル」。
■南部
・タルト・オ・ピニョン→「松の実タルト」。松の実、ドライフルーツ、ナッツ類をふんだんに使うのが特徴。
・ガレット・トロペジエンヌ→「サン=トロぺ風ガレット」。ブリオッシュのような甘くてリッチな発酵生地を焼いてクリームを挟んだガレット。

*1:

フランスの地方菓子―語り継がれた美味しさ、旧くて新しいレシピ

フランスの地方菓子―語り継がれた美味しさ、旧くて新しいレシピ