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●「スチームフード」長尾智子+福田里香*1
今夜のおかずの1品が焼き餃子。美味しかったけれど、今度はもくもく蒸篭で蒸し餃子もいいねぇ。。。いいね、いいねぇ、言いながら、また最近よく眺めている1冊。
福田女史いわく
スチームフードは湯気料理。焼いたり、煮たり、炒めたりする料理にくらべて、蒸した料理の匂いはちょっと異質。匂いに量感があるのだ。匂いが湯気に包まれて空気中に発散されるせいか、かいだだけで鼻孔からのどから、フードを吸引という方法で食べたような感覚に陥ることになる。そうするともう食べるという行為の境目はかぎりなく曖昧になり、大気に溶け出して消失点を失うばかり。振り返ると、目に見えて消え行く湯気のその先の、水滴で曇ったガラス窓の外、とうに湯気は消えうせて匂いだけがかすかに漂ういま来た道のあの辻の辺り、そこからスチームフードを食べるという行為は始まっていたのかもしれない。おいしさはやはり湯気にある。
福田女史、ついて行ってもよいですか?私ももくもく美味しい湯気に包まれ戯れたい。。。久しぶりにサウナで蒸されたい気もしてきた。最近、朝晩寒すぎる。