東京都現代美術館

てくてくてく。てくてくてく。
●「カルティエ現代美術財団コレクション展」 (2006 4/22〜7/2)
カルティエ現代美術財団(パリ)の世界ではじめての大規模なコレクション展。この財団はおもに注文制作の展示・収集をとおして、いろいろな国で活躍する作家をヨーロッパで紹介しているのだとか。今回は絵画や彫刻、写真、映像、デザイン、インスタレーションが数多く展開されている。楽しかった。何コレおもしろい、と思うものが多くて終始クスクス、ニヤリ。なかでも好みの作家は、、、

・ライザ・ルー
アレッサンドロ・メンディーニ
・ジャン=ミエル・オトニエル
ロン・ミュエク
・松井えり菜
・デニス・オッペンハイム

あたりだろうか。。。キラキラでカラフルな「裏庭」(ライザ・ルー)がなんともかわいいのだった。どこもかしこも細かなビーズでつくられている。隙がない。芝生も、芝刈り機も。お花も、ジョウロも、鳥も、テーブルも、お料理も、ベンチも、風になびく洗濯物さえも。ああ、バスケットに入った干しかけの洗濯物なんかもあった。律儀にクシャッとしてたりして、にくったらしいくらいよくできている。ああいうのを本気でつくってしまう心意気が素敵。ビーズ!ビーズ!ビーズ!かかる手間と時間など想像したくもない。考えるだけでキーッ、とかなりそう。だって、あの大きさなのだ、ミニチュアなどではなく。とにかくものすごくキュートで夢のようなお庭だった。それから、デニス・オッペンハイムの長テーブルのやつ。あの作品大好き。