届いた本、3冊。
●「アリス・B.トクラスの料理読本〜ガートルード・スタインのパリの食卓」アリス・B.トクラス著*1
●「FRESH」猪本典子著*2
●「修道院のレシピ」猪本典子著*3


うまく言えないけれど、いわゆるフラワーアレンジメント的な「おしゃれさ」、「きれいさ」には、白々しさを感じてしまうし、つまらない。かといってあまりに前衛的であったり奇抜な花の活け方にも興ざめしてしまう。。。
猪本典子さんの植物を活ける発想や気の利いた遊び心に惹かれている。この人が書く文章やものの考え方も好き。今日は「FRESH」をところどころ読む。『猪本典子さんの、花そのもののような本』と帯にある。猪本さんがするように、うつろう季節を感じながら、素直に植物と向き合って真摯に観察し、個々の植物の特性や習性をうまく生かして活けることが出来たらいいなあと思う。もちろんカチカチに型にはまることなく、柔軟に自分らしい想像力(ここが難しいところだなあ)も駆使して。さらに植物まわりのあらゆることに関して(色の知識だったり、和歌や俳句、絵画に至るまで)興味を広げてゆけたら、もっと豊かに植物を楽しめるに違いない。猪本さんみたいに。四季のある日本に生まれたのだから、季節の植物をいろいろな方向から存分に味わって生活してゆきたいものだなあ。。。本文中の『花は枯れても美しいのだから』というフレーズで、『花は枯れるからこそ美しい』というのもいつかどこかで聞いたことがあるなあと、ふと思い出した。もうひとつ、ぽっと頭に浮かんだのが、セザンヌが描くりんご。。。
あとで改めてじっくり読みふけりたい。他の2冊も早く読みたい。

*1:

アリス・B・トクラスの料理読本 ガートルード・スタインのパリの食卓

アリス・B・トクラスの料理読本 ガートルード・スタインのパリの食卓

*2:

フレッシュ

フレッシュ

*3:

修道院のレシピ

修道院のレシピ