パブロ・カザルス

帰りの車の中で。
●PABLO CASALS 「バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)」*1


13歳のカザルスはバルセロナの楽譜店で楽譜あさりをしていて、200年もの間埋もれ、日の目を見ることのなかったバッハ<チェロ独奏のための六つの組曲>を偶然発見する。楽譜をむさぼるように繰り返し読み、日夜研究し、この組曲の1つを演奏会で公開する勇気が出るまで12年かかったという。
カザルスは、聴衆を前にした実演つまり1回性を本領とする演奏家であったのであり、実演の1回性を拒絶したグレン・グールドとはまったく正反対なのだとか。

*1:

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)