グレン・グールド
たまに無性に猛烈に聴きひたりたくなる1枚。
●GLENN GOULD 「BRAHMS:BALADES OP.10,RHAPSODIES,OP.79 INTERMEZZI FOR PIANO(excerpts)」*1
特に惹かれるのは、
- 4つのバラード 作品10
・・・第1曲 ニ短調 〜一般的に「エドワード・バラード」として知られている。
・・・第3曲 ロ短調 〜ブラームス特有の北ドイツ的情緒に満ち溢れている。まるで魑魅魍魎跋扈するがごとく。
- 2つのラプソディー 作品79
・・・第1曲 ロ短調 〜この曲には二つのメロディーがあり、一つ目は激しく、二つ目は穏やかで優しく寂しく、グリーグの「オーゼの死」を思わせる。
・・・第2曲 ト短調 〜第1曲に劣らず情熱的で、悲しげであるが、いっそう美しい作品。
- 間奏曲集
・・・間奏曲集イ長調 作品76−6 〜この曲集中、もっともおだやかな抒情を持った作品であり、グールドも、それを考慮に入れて、ここにおいたと思われる。
以上、解説文から抜粋。初めて全文を読む。・・・それにしても「魑魅魍魎」って、、、おもわず辞書引いてしまったよ。「山や水に住むいろいろなばけもの」という意味なんだとか。2つのラプソディー作品79第2曲ト短調は、ものすごく好み。解説もしっくりくる。「情熱的で、悲しげであるが、いっそう美しい」なんて、いいね、いいねぇ。
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