グレン・グールド

GLENN GOULD 「BACH:THE GOLDBERG VARIATIONS」*1
今日聴いていたのは、55年モノラル盤。デビューアルバムのほうのゴールドベルク変奏曲。81年ステレオ盤もよく聴く。頭がまったく働かない状態に陥ったときに、手が伸びてしまう2枚、どちらも大好き。脳にじんわりじんわり沁みてゆき、信じがたいほど落ち着く。どんなジャンルの音楽でも、ピアノにはかなり惹かれてしまう性質であるらしい。あ、パイプオルガンも好きだな。
土曜日の朝イチの講義へ向かう。校門を入って、チャペルのほうへ伸びる道を走る。パイプオルガンの音が徐々に大きく聞えてくる。チャペルの扉から覗いてみる朝もあったが、たいていはその音色を気にしながらもチャペルの前を通り過ぎ、4号館へと急いでいた。蔦の絡まる赤レンガの校舎、軋む古いドア。歩くたびぎしぎしいう教室の床。そんなことを思い出す。そろそろクリスマスの準備が始まるのだろうか。久しぶりに今年はツリーを見に行こうか。ほんと、行こうかな。

*1:

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)