ぼんやり音楽     グレン・グールド

春の朝や秋の夜にじっくりと聴き浸りたくなる1枚。
グレン・グールド「バッハ:ゴールドベルク変奏曲*1

ピアノの音色に混じって、しばしば聞こえてくる彼のハミングを気にしながら、先日読んだ岡本太郎の「青春ピカソ*2の中の一節、、、

芸術家の作品が問題ではない。芸術家自体のあり方なのだ。われわれにとって重大なのは、セザンヌの懐疑、教訓であり、またゴッホの苦悩である。すなわち芸術家のドラマなのだ。あとのすべては虚偽である。

というピカソの言葉を思いだしていた。


あぁ、ピアニストつながりで、来月のオスバルド・ベリンジェリが楽しみ。うしし。


          

*1:

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

*2:

青春ピカソ (新潮文庫)

青春ピカソ (新潮文庫)