TARTINE2005-02-14

バレンタインのチョコはどうやら喜んでもらえたようなので(うっしっし)、なんだかとても嬉しい(うっしっし)。ちなみに手作りなんかはしませんョ。プロのほうがおいしいもの。
夕食の後で、知りあいのいるパティスリーで買ってきたプリンを。久しぶりに食べたのだけれど、アングレーズソースがたっぷりで(いいの?こんなにかけちゃって)やはりおいしいです、さすが。食べながらもう一杯コーヒー飲んじゃおうかなあなんて思っていたら、Mおばあちゃんから電話。なんでも来月うちに泊めて欲しいとのこと。またおばあちゃんのお話が聞けるとは私のほうがわくわくしてしまう。女学生の頃の話や、関東大震災の混乱から逃れるために命からがら電車に飛び乗った話、嫁ぎ先があまりに上品なところで苦労した話とか、食糧不足という状況なのに優雅に(趣味で)ヴァイオリンを弾いているばかりでろくに働かなかっただんなさんの話とか、お裁縫や編物の話、お嫁さんに見つからないように(年が年なので、ひとりで遠出は禁止とお嫁さんにいわれているらしい)こっそりと家を抜け出して浅草にある和紙の専門店に行く話とか、和紙で作る人形の粋なポーズを作るのに苦労している話、自分の作品を誉められるとつい天狗になっちゃう話、講師をしている手芸教室での苦労話、行く先々で年を聞かれては、ありがたがられて触られまくって困っている話などなど、尽きないんだなぁ。そんなおちゃめで好奇心旺盛でお話し好きなMおばあちゃん、ただいま96歳なのである。ひとりで電車にもバスにも乗る。いまだに信じられない。彼女はあまりにパワフル、負けそうである。ちょっと耳は遠いけど、肌なんかぴちぴちだし、お洒落だし、チャーミング。美人さんなんだな、彼女は。来月会えると思うと実に楽しみ。